世界でシリーズ750万部突破という数字を叩き出しています。(現在)
今まで読んだ思考法の書籍とは少し違った方向から書かれているなという印象です。
本書は物語テイストに進んでいくので非常に読みやすく話が頭に入ってきます。
本書の目的
0ベースで考える事で、どんな難問もシンプルに解決できる。
どんな難問も解決できるという表現は個人的に語弊があると思いますが
「ちょっと違うやり方や方法を自由に模索してみよう」という著者のメッセージも含まれています。
0ベース思考とは何か?
簡単に0ベース思考とは何か?を説明すると
「常識や先入観、固定概念を捨てて、フリーク(変人、常識にとらわれない人)のように考える事」です。
内容構成
- 第1章 何でも0ベースで考える
- 第2章 世界でいちばん言いづらい言葉
- 第3章 あなたが解決したい問題は何?
- 第4章 真実はいつもルーツにある
- 第5章 子供のように考える
- 第6章 赤ちゃんにお菓子を与えるように
- 第7章 ソロモン王とデイビッド・リー・ロスの共通点は何か?
- 第8章 聞く耳をもたない人を説得するには?
- 第9章 やめる
書評レビュー
全て物語テイストになっているのが特徴なんですが、その物語の内容が「面白い!」んです。極端な話が多いですが、どれも事実でボリュームの割にはスムーズに読み進めることができます。
さらに、アメリカンジョークも交えて、思わず声を出して笑ってました(私だけかもしれない)「人類史上最も自在な膀胱を持つまでに成長した」の部分は至高。(P.142)
第9章やめるの項目は個人的に好意を持ちました。いっその事やめてしまうという発想は多くの人が実行できない部分であるのは事実です。
それができたらどんなに楽なことか・・・・この思考はエッセンシャル思考と似ている部分があり、共感を持てました。
が、しかし。ボリューム満点で内容も少し難しいと感じる人もいるかもしれません。
最終的に「ん?つまり?」と思った人はもう一度読むか、それこそ0ベース思考でフリークのような考え方を心がけてみてください。
どんな人におすすめか?
この本は是非とも【the・日本人】に読んで欲しいですね。
the・日本人とは、固定概念に固められたガチガチの思考回路の持ち主の事だと思ってください。「自分も当てはまるかも・・・」と思った人にはおすすめです。
フリークみたいな考え方は誰でもできますし、あなたの脳の中にすでに存在します!
難しいようで、実は単純な話だったりするんですよね。
まとめ
0ベース思考の、さわりと個人的感想を簡単にまとめましたが、読んでみると奥は深いです(当たり前ですね。)
とりあえず、大筋面白いので読んでみて損はないでしょう。考え方を改めたいなら打って付けの本かもしれません。
PS.海外の書籍は物語テイストや実例を元に話を進める本が多いですね。
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